師岡熊野神社 「雨乞神事」

みくまの物語弁天

師岡熊野神社「い」の池のそばに祭られている弁天様の前では、最近まで「雨乞神事」が行われていたそうです。

看板の説明によると、高倉天皇の時代(1174)、延朗上人が熊野神社で修行していたころ、全国的に旱魃が続き草木が枯れ、人々も餓死してゆく状態の日々でした。、朝廷で「武蔵国の熊野権現は霊験あらたかな神なので、この神様にお願いしてみよう」と勅使をつかわしたのでした。

これを受けた延朗上人は十二の龍頭を作り、八大龍王を勧請して一心に祈りました。するとたちまち雨になり、三日三晩降り続き、すべてのものが生き返ったとの言い伝えで、雨乞いの神事をとりおこなっていたそうです。十二の龍頭が現在でも師岡熊野博物館に保管されております。

秘伝 師岡熊野神社「特殊神事」

7月の土用丑の日に「病災除神事」がとりおこなわれるそうです。これは病気封じの特殊神事で、師岡熊野神社社殿で宮司さんが、参拝者の病気を人形に移す特別な祈祷をおこなうのだそうです。

神伝二字切之術溜飲癪のまじないというご祈祷で秘伝で、病気を封じこめた人形は胡瓜の中に入れ、土中深く埋めるのだそうです。ご祈祷をしていただいた参拝者の痛みは不思議にも止むとか。

    

「しめよりの神事」

元暦元年(1184)源頼朝の発願により始められたと伝えられているそうです。毎年1月8日村の人々が縄で7メートルほどの蛇を造り村の三方の境界にかけて、悪霊が入り込まないように祈願したとの事です。 昭和31年(1956)頃まで続いていたそうです。

師岡熊野神社 「筒粥神事」

    

みくまの物語粥ウラ     

毎年1月14日に行われる「かゆうらない」の神事です。「熊野山縁起」(貞治三年記録1364年)によると天暦三年(949)正月七日七歳の女子に託してお告げがあったと。

「我は熊野権現也、来る十四日の晩氏子集まりて営む所の耕作の品二十七本の筒に印して我神木なる梛木の本に釜を据へ、筒と米と梛木の葉と相雑て暫く煮て筒を破りて其年の吉凶をかんがえよ。亦当百八郷の總社と現はる氏子に如意吉祥を施す事専一とする也、云々。

今氏子十四日の晩当社の宝前に集まりて神託の如く相計三分乃至十分筒をかんがえて其年の吉凶毛頭違わざる也。秋に到って実ると実らざることを知れり。まことに利生済度の方便有りがたしと言うばかりなり。

故に当社に一度参詣して頭をたるる輩は現世には七難をはらひ、七福を生ず、諸願叶はずと云うことなし」と「熊野山縁起」に書いてあるそうです。

夏越の大祓(なごしのおおはらへ)

    

師岡熊野神社では、毎年6月30日 午後2時より夏越の大祓いの神事が執り行われます。大祓いは「オオハラヘ」と読み、自らの罪穢と社会の罪穢を祓いさり、清き明るき心に立ち帰って雄雄しく各自の使命に精励し、心豊かな社会作りをするための神道的な行事だそうです。

        

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