
師岡熊野神社本殿前の石段の右に稲荷社が鎮座しております。「江戸名所図会」や「新編武蔵國風土記稿」にも出ていますので数百年の歴史があるお稲荷さんです。

御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ「倉稲魂命」)で、五穀豊穣・商売繁盛の神様として広く信仰されてきました。お稲荷さんのお祭りは「初午祭」として有名です。

師岡熊野神社の稲荷社の前に首の欠けた狐の像が置かれていました。台風ででも飛ばされて欠けたのでしょうか?残念です。狐は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)の眷属( けんぞく)、お使いなので、どこの稲荷社の前にも必ず座っています。
2月最初の午の日に「初午祭」がおこなわれます。これは稲荷さんの総本社が京都伏見稲荷大社なので、そこの稲荷大神が和銅4年(711)2月7日の初午の日に稲荷三ケ峰に鎮座されたという伝えに由来しているからだそうです。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、ウカはウケの語源で、「ケ」即ち「朝餉(あさげ)、夕餉(ゆうげ)」の「げ」、つまり食の御魂の神様です。私達には一番大事な食の神様として信仰されてきたようです。
昔は農耕神として農業従事者の信仰の対象でしたが、江戸時代には町民にもつたわり、商売繁盛の神様として広くお参りされてきました。

師岡熊野神社稲荷社の横に「地神塔」と刻まれた石と小さな祠のようなものがありますが、何かはわかりません。