
師岡熊野神社の左手脇をとおり、神明社の脇からは権現山にのぼる「みくまの通り」になります。この山一帯は熊野神社の社叢林で神奈川県指定天然記念物に指定されています。

この社叢林の説明看板には次のように書いてあります。
この樹木はアカガシを中心とした常緑広葉樹林である。アカガシ、スダジイ、ケヤキ、コナラ、ヤブツバキ、モチノキ、ヤブニッケイ、イロハモミジ、シロダモ、などが、高木層と亜高木層に生育している。 アカガシの胸高直径は1.2メートルに及ぶ生育の良い大木である。低木層と草本層の種数は少ないが、アカガシ、アオキ、ヤブツバキ、ヒサカキ、ヤブニッケイ、オオイタチシダ、テイカカズラ、ジャノヒゲ、オモト、ヤブラン、ヤブコウジ、マンリョウ などのヤブツバキクラスの種群がほとんどを占めている。針葉樹の植裁もみられず、各階層に常緑広葉樹の種群がバランスのとれた形で生育している。 市街地の中に残された極めて自然に近い林は、郷土林として学術的にも価値の高いものである。
注意
この天然記念物を許可なく、伐採したり荒らしたりしますと罰せられますのでご注意ください。
(神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会)

道は上りやすいように横木がわたされ、階段状になっています。道の両側はアカガシ、スダジイなどの大木がそびえうっそうとして昼でも暗い感じでした。

大きなうろになった大木、空を覆いかぶすような大木、人の手が入っていない原生林の様子です。下ってくるご夫婦に出会い「ホッ」としました。なんとなく恐い感じの道です。
15分ほどで頂上の広場に出ます。そこからは樹木ごしに町並みが見渡せます。横浜市港北区の大曽根、樽町方面でしょう。

かたわらに「師岡貝塚」の看板が建っておりました。このような山の上に貝塚?と思いますが、神奈川区、港北区のこのあたりは貝塚がめずらしくはないようです。

看板には次のように書いてあります。
師岡貝塚(別称 師岡熊野神社山内或いは権現山貝塚)は鶴見川中流の右岸丘陵上にあり、北西へ張出す半島状台地の基部から北東に分岐した舌状台地南半分に所在し、標高は約四十三メートルです。 貝塚の規模は東西約二十メートル、南北約十五メートル以上と推測され、ハイガイが主体を占め、他にハマグリ、アサリ、シオフキ、オキシジミ、アカニシなどからなる海水性のものから構成されています。 本貝塚は縄文海進によって形成された古鶴見湾岸に分布する縄文時代前期貝塚群のうちで保存状態が良好な貝塚として、さらに市域での類例の少ない中期前半の貝塚として貴重です。
平成七年 横浜市教育委員会